逆転勝利
私の属する教会の牧師さん
(以下,ウチの牧師さんと書きます)が、
よく口にする言葉の一つに<逆転勝利>
というのがある
自分で造ったことばらしい
語源は、聖書のローマ人への手紙8章28節
からきている
「神はすべてを働かせて益としてくださる」
ということばだ
人生のなかで、これさえなければ、という
経験が、逆にその人の人生に
なくてはならないものとして用いられる、
というものだ
初めて聞いた時、私はとても感動した
私でいえば、父の母に対する暴力、
弟の病気、自分のうつ、
といったところだろうか
オリンピックで金メダルを取った
選手のように勝ち誇っている
自分を想像してわくわくした
いつか、必ず、「このために生きてきた」
という瞬間が来ることを夢に見た
しかし、今は、それは間違いだったと
感じている
それは、古い世界観の延長に過ぎない
では、わたしにとっての、<逆転勝利>は
なんだろうか?
正直、ハッキリとはイメージ出来ていない
でも、これこそが!という、
肩に力の入ったものでなく、
もっと自然で、もっと穏やかな
ものなのではないか・・・
もしかしたら、天国に行ってから、
神様に教えてもらって、
「え、あれがそうだったんですか!」と
びっくりするようなものなのかもしれない